プレスリリース

2026年頭あいさつ

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2026年頭あいさつ

新年おめでとうございます。組合員の皆さまとご家族の皆さまのご多幸を心よりお祈り申し上げます。

 

60年に1回の丙午から考えること

昨年は、様々な運動に、ご理解・ご協力をいただき、感謝申し上げます。

2026年は「午年」です。そして、60年に一度の「丙午(ひのえうま)」でもあります。前回の丙午(1966年)はどんな社会だったのか?簡単に振り返りつつ、今年の抱負を述べたいと思います。

≪1966年の出来事(抜粋)≫

■いざなぎ景気:57ヶ月に渡る戦後最長の好景気

(この間、日本の国民総生産は2倍以上に増加し、世界第2位の経済大国に)

■3C:新三種の神器(自動車/カラーテレビ/クーラー)

(同年、カラーテレビの全国放送開始)

■黒い霧事件:自民党を中心に相次いで不祥事が発覚し、国民の信頼が失墜

■労使関係の安定化:高度経済成長を背景に安定的な労使関係が求められた

高い経済成長率を維持したいざなぎ景気を経て迎えたバブル景気時の日経平均株価は、38,915円でした。現在は、約50,000円と(バブル景気時を)大きく上回っていますが、景気が良くなったとは感じられません。生産性三原則の一つでもある「成果の公正な配分」に今一度立ち返る必要があります。

3Cは「一億総中流」を象徴する、私たちの生活を便利にする生活必需品でした。現代は、スマホなど、更に便利なツールに囲まれている一方で、分厚い中間層は崩壊し、豊かな生活の喪失が顕著になりました。実質賃金を上昇させることはもちろん、ワークライフバランスやジェンダー平等・多様性の実現など、正しい豊かさが求められており、労働組合の存在意義も高まっています。

60年前、大きな不祥事は、テレビや新聞という媒体を通じて情報発信されましたが、近年は、SNSの拡散力・影響力が増しています。組合員にとって「無関心ではいられても決して無関係ではいられない」政治を身近なものにするためにも、働く者・生活者の立場にたった政策を実現するためにも、SNSも効果的に活用してまいりたいと思います。

私たちには、誇るべき労使関係があります。不安定な未来予想図を描き換えるものこそ、安定的な労使関係に他なりません。

 

本当の全員野球と2026春闘

昨年は、メジャーリーグのドジャースが、日本人三選手(大谷翔平さん・山本由伸さん・佐々木朗希さん)の活躍もあり、ワールドシリーズ2連覇を果たしました。そこに、今年の春闘を闘う上でのヒントも含まれていたと考えています。

それは、全員で闘うことの大切さです。選手が高い意識レベルでプレイを続け、監督も難しい局面の好判断を連発しました。選手全員が相手の出方にどう対応していくべきか心技体で挑み続けましたし、単なる観客には収まらない、喜怒哀楽をともにする応援者(サポーター)たちの存在も大きかったはずです。私たちも、現場で業務に邁進する組合員の生の声や想いが伝わり、組合役員が各々の役割を発揮し、全員野球で納得のできる労使の営みの結論を導くことができたら素晴らしいと思います。

失われた30年からの脱却に向けた、特に近年の加盟組合の皆さんの労使合意の積み重ねは、「賃金も物価も上がらない」という社会的規範(ノルム)を変えることに成功しました。しかしながら、物価上昇を上回る賃上げにまでは到達できておらず、その必要度は、現場で活躍する組合員の皆さんが、最も強く感じているのではないでしょうか。2026春季生活闘争では「本当の意味での」賃上げが当たり前の社会をみんなで創り上げてまいりましょう。

いつの時代か、次世代の方が、過去を振り返った時、今、物価上昇と処遇向上の両立が当たり前の社会があるのは、2026年が大きな転換期であったからと言える、そんな未来につながる年になればと願います。

そのためにも、フード連合12万人の力を結集し、共に頑張りましょう。

本年も加盟組合のご理解・ご協力をお願いすると共に、食品関連産業で働くすべての仲間の皆さまのご健勝を祈念し新年のご挨拶と致します。

津崎暁洋