プレスリリース
2026春闘討論集会を開催しました(2025年11月24日)
フード連合は、2025年11月24日にLINK FOREST(Web併用)にて「フード連合2026春闘討論集会」を開催し、91単組181名の参加者によって、2026春季生活闘争方針(素案)(以下、方針(素案))の提起に対して積極的な討論を行いました。
主催者挨拶では津崎会長より、「2025年の賃上げ要求・成果の振り返りを通じ、昨年度は「ベア13,000円」の旗のもと粘り強い交渉が展開され、賃上げ水準は連合平均とそん色のない成果を残した一方で、価格転嫁困難や雇用形態間格差など課題も残る。2026春闘は実質賃金のプラス化・賃金カーブの再設計・継続的な価格転嫁・全員で挑む春闘の4点が鍵であり、環境の変化に柔軟に対応しながら、先行組合は牽引役として、悔しい結果を経験した組合は再挑戦し、未要求組合も未来へ踏み出す場としたい。互いの力を寄せ合い、結集して春闘を勝ち取ろう」と呼びかけました。
次に、連合 仁平総合政策推進局長より、連合2026春季生活闘争の方針説明がありました。
その後、白山労働政策委員長より労働政策委員会の討議報告、井出労働政策局長から方針(素案)について提起がなされ、具体的要求項目と要求項目の補足説明が行われました。
白山委員長からは、フード連合は、「目線を上げたままであり、誰も置いていかない」方針であることが伝えられました。
井出局長からは、食品関連産業で働く者の相対的地位の向上と生活向上には賃金の引き上げが不可欠であることが述べられました。2025春闘までに広がった賃金引き上げの流れを一時的なものにせず、すべての組合が同じ旗のもとで行動することで、持続的な賃上げの流れを確かなものにしていくとした上で、13,000円程度の各要求基準とする方針(素案)について、説明がなされました。
その後、各分散会に分かれ方針素案について活発な討議を行いました。会場参加者、WEB参加者それぞれが計13班に分かれ、「2026春闘を取り巻く環境について」「賃金引き上げ方針(素案)の考え方について」等をテーマに、加盟組合の春闘や働き方見直しへの取り組み事例共有を交え、熱心かつ積極的な討論を行いました。
分散会後の全体集会では、代表して3つの班より、方針(素案)に対する、分散会内で認識を共有、一致させた点を中心に、討論結果が発表されました。
全体集会後に集会のまとめとして、千葉事務局長より、すべての分散会で討論された内容を踏まえて、労働政策委員会・フード連合中央執行委員会での議論につなげていきたいとの考えが述べられました。そして、多くの加盟組合が一致団結し、「相場をつくる力」と「広げる力」を最大限に発揮することで、底上げにつなげていきたい。そのために加盟単組の協力をお願いしたいとの話がありました。
集会の最後には、乙黒副会長より挨拶があり、閉会となりました。
※集会当日に使用した資料(当日追加資料含む)は当ホームページ内「加盟組合専用ページ→アーカイブ→3.参考資料→春季生活闘争→春闘討論集会および学習資料→春闘討論集会→2026春闘」をご参照下さい。
※「2026春闘および総合労働条件改善共通課題」の取り組みに向けた事例集(PDF&Excel)につきましては、こちらからご確認いただけます。
※集会当日の様子を録画した動画の視聴を希望する組合は労働政策局までお問い合わせください。