12月10日（火）世界人権宣言中央実行委員会が主催する「世界人権宣言76周年記念東京集会」が全電通労働会館（東京）にて開催されました。

　世界人権宣言は、1948年12月10日第3回国連総会において、人権および自由を尊重し確保するために 「すべての人民とすべての国とが達成すべき共通の基準」を宣言したものです。

　国連は、この宣言が採択された12月10日を「人権デー」と定め、人権活動を推進するための諸行事を行うよう、加盟国および関係機関に要請しています。日本政府も12月4日～10日を人権週間と定め、全国各地で自治体や各種団体による様々な取り組みが行われています。

　集会の中では、「性の多様性と人権を考える」をテーマに、杉山文野NPO法人東京レインボープライド共同代表理事から講演がありました。LGBTQについて、ご自身の経験を踏まえてお話されました。

　その後、第3回みんなの人権・映像フェスティバル優秀賞の作品が２作上映されました。「差別のない人権社会にむけて」をテーマとした15分以内の映像作品です。

　１作目は、大阪府の西成を居場所とする人々に焦点を当てた「（Re）再び」が、２作目は、新たな家族の形を模索し続けている同性カップルについての「未来の子ども部屋～多様な性が紡ぐ家族のかたち」が上映されました。