プレスリリース
フード連合2025春闘討論集会を開催しました (2024年11月24日)
フード連合は、2024年11月24日に郡山ビューホテルアネックス(Web併用)で「フード連合2025春闘討論集会」を開催し、92単組175名の参加者によって、2025春季生活闘争方針(素案)(以下、方針(素案))の提起に対して積極的な討論を行いました。
主催者挨拶では伊藤会長より、2023年・2024年の賃上げ要求・成果の振り返りを通じ、「相対的地位の向上」に向けた賃上げの重要性が訴えられました。また、物価上昇や価格転嫁への対応に触れ、「要求なくして交渉なし」という基本姿勢を強調し、全加盟組合に対して、パート・有期雇用労働者の賃上げや処遇改善、組織化への積極的な取り組みを呼びかけました。
次に、井出労働政策局長から、方針(素案)について提起がなされ、具体的要求項目と要求項目の補足説明が行われました。その中で、食品関連産業で働く者の相対的地位の向上と生活向上には賃金の引き上げが不可欠であることが述べられました。また、賃上げ要求内容として、すべての加盟組合が賃金引き上げに取り組み、定期昇給(賃金カーブ維持分)を確保した上で、13,000円程度の各要求基準とする方針(素案)について、説明がなされました。
その後、各分散会に分かれ方針素案について活発な討議を行いました。会場参加者、WEB参加者それぞれが計13班に分かれ、「2025春闘を取り巻く環境について」「賃金引き上げ方針(素案)の考え方について」等をテーマに、加盟組合の春闘や働き方見直しへの取り組み事例共有を交え、熱心かつ積極的な討論を行いました。
分散会後の全体集会では、代表して3つの班より、方針(素案)に対する、分散会内で認識を共有、一致させた点を中心に、討論結果が発表されました。
全体集会後に集会のまとめとして、千葉事務局長より、すべての分散会で討論された内容を踏まえて、労働政策委員会・フード連合中央執行委員会での議論につなげていきたいとの考えが述べられました。そして、「多くの加盟組合が一致団結し、2025春闘方針に取り組み共闘体制の下で食品関連産業の相場を形成していく」「単組においてもフード連合の春闘の取り組みに関し理解協力いただきたい」との話がありました。
集会の最後には、閉会の挨拶として、津崎労働政策委員長より、「賃上げの必要性」「労使交渉の力」「格差是正」等に触れた上で、今次春闘のスローガンである「しんかの春闘」に向けた決意が述べられ、集会は終了しました。
※集会当日に使用した資料(当日追加資料含む)は当ホームページ内「加盟組合専用ページ→アーカイブ→3.参考資料→春季生活闘争→春闘討論集会および学習資料→春闘討論集会→2025春闘」をご参照下さい。
※「2025春闘および総合労働条件改善共通課題」の取り組みに向けた事例集(PDF&Excel)につきましては、こちらからご確認いただけます。
※集会当日の様子を録画した動画の視聴を希望する組合は労働政策局までお問い合わせください。