プレスリリース
2022新年のご挨拶(フード連合 会長 伊藤敏行)
新年おめでとうございます。組合員の皆さまとご家族の皆さまのご多幸を心よりお祈り申し上げます。
昨秋に行われた第49回衆議院議員選挙において、加盟組合の皆さまには、連合推薦候補者に対して、ご支援・ご協力頂き感謝申し上げます。
フード連合政策顧問の泉健太氏、玉木雄一郎氏は、小選挙区で見事な勝利を果たされました。しかし、全国的には、与党に絶対的安定多数を許す結果となりました。又、投票率は前回を上回ったものの55.93%と戦後3番目の低投票率でした。今夏には、第26回参議院議員選挙が行われます。連合推薦候補予定者へのご支援・ご協力を引き続きお願い申し上げます。
まもなく「2022春季生活闘争」が始まります。長年、停滞している日本の労働者の賃金を引き上げ、コロナ禍で傷んだ経済を好循環にしていかなければなりません。低位にある食品関連産業労働者の賃金を、働きの価値に見合った水準にしていくためにも規模間や雇用形態間の格差是正に取り組みます。又、弱い立場のパート・有期雇用労働者の処遇改善を行うと同時に、集団的労使関係のない労働者の組織化を進めていきます。
ところで皆さまのご家庭の「お雑煮」はどのようなものですか?「お雑煮」は、地域や、それぞれのご家庭によって、お餅の形やだしの種類、入れる具は様々であります。「お雑煮」は、平安時代から食べられていて、お餅は日本人にとって、「ハレの日」に食べるおめでたい食べ物で、新年初めての火で時間をかけて煮込み、元日に食べたのが始まりだと言われています。昔の人は、「お雑煮」を食べる際、旧年の農作物の収穫に感謝し、新年の豊作や家内安全を祈っていました。今も、「お雑煮」はお正月に欠かせない料理であり、日本の食文化に、深く根付いています。
お餅が丸でも四角でも、みそ仕立てでも、おすましでも、「お雑煮」は「お雑煮」です。「労働組合」も同様に、業種や地域、所属企業の違いにより様々な特徴があります。300単組あれば、300通りの「労働組合」があり、組織文化が違っても「労働組合」は「労働組合」です。各単組の違いをお互い認め合いながら、共通する目的に向かって協力し行動するのが産別運動です。フード連合は、「お雑煮」のように良き伝統を守りつつ、未来に向け、多様性を尊重して、力をあわせて運動を前進させる。そんな1年にしていきたいと思います。
加盟組合のご理解・ご協力をお願いするとともに、食品関連産業で働くすべての仲間の皆さまのご健勝を祈念し新年のご挨拶と致します。
フード連合 会長 伊藤敏行