プレスリリース
全国地区協代表者会議(9月12日開催)
9月12日(日)、「全国地区協代表者会議」がWebにて開催され、36地区協41名(オブザーバー含む)と本部から11名が出席しました。
冒頭、主催者を代表して伊藤会長より挨拶があり、コロナ禍の中、地区協活動の先頭に立って、地域運動を展開していただいている地区協役員の皆さんに敬意と感謝を申し上げる。現状では、地区協活動の第一義でもある「交流」を深めることが困難な状況で、事務局の皆さんは大変苦慮されていることと思う。厳しい状況下ではあるが、お互いに知恵を出し合い、協力し合って、地域の仲間との”繋がり”を大切にしていっていただきたいと思う。
また、地域での繋がりという観点では、地方連合会との繋がりも重要であり、来る衆議院議員選挙の対応等も含め、引き続き、地方連合会とも連携した取り組みをお願いしたい。政治活動については、各単組、様々な事情があると思うが、よりよい社会を実現していくためには、まずは選挙に行き、私たち国民が持っている権利、ご自身の「一票」を投じていただくことを組合員の皆さんにも働きかけていっていただきたい。と挨拶がありました。
その後、佐藤事務局長より、2021~2022年度運動方針(案)に関して、次の2年間、フード連合が意志を持って運動を強化するポイントについて説明があり、①15万フード連合の実現に向けて「組織拡大局」を設置し、策定した戦略に基づいて取り組みを加速させていくこと、②中小労組の活動の質充実に向け、「組織強化・中小局」を設置し、各運動体との繋がりを強化すること、③フード連合が掲げるべき政策の確立・実現に向け、「労働政策局」「産業政策局」「社会政策局」に整理・設置した上で取り組みを深掘りしていくことについて説明がありました。
新たに掲げる5つの重点運動については以下のとおりです。
1.食品関連労働者の総結集
2.組織力の向上・連帯の強化
3.総合的な生活改善、雇用・労働環境の整備
4.産業政策の確立・実現
5.多様性の推進、及び社会性をもった労働運動の実現
また、竹澤組織・中小局長から、地区協議会活動の活性化に向けた取り組みの方向性として、以下5点について、取り組みを進めるにあたってのポイント等の説明がありました。
① 地区協活動への参画意識の醸成・向上
② 連絡体制の整備・再構築
③ 年間活動スケジュールの周知・働きかけ
④ 各地区協議会の取り組みの共有化
⑤コロナ禍における交流機会の創出
その後、地域ブロックの枠を超えて各グループ毎に分かれ、ブロック局長の司会進行のもと、今年度の取り組みや課題等の共有、意見交換を行いました。意見交換の中では、各地区協が抱えている悩みや取り組み事例などを共有し合い、今後の取り組みに繋げていくこととしました。また、グループ毎の意見交換後には、全体で意見交換を通じての感想を共有し合い、その中で、共通する課題として、参加単組の固定化や地区協役員の担い手、オンラインの活用方法などがあげられました。
長年地区協役員を担われている方からは、地区協役員としての活動を通じて、”与えることの喜び”を知ることができた。と感想がありました。地区協活動を通じて、フード連合の各種取り組みを知ることができ、学び、それを伝えること、教えてあげることで、加盟組合の仲間や地区協に関わる周りの方々から感謝されることに、役員としてのやりがいや意義を見い出すことができた。との感想があり、出席者みんなで共感し合いました。
最後に、コロナ禍で厳しい状況下でも、地区協活動のより一層の活性化に向けて、地域の仲間、フード連合に集う仲間とともに取り組みを進めていこう!とガンバロー三唱で閉会となりました。また、会議終了後には、有志でのオンライン懇親会を行い、参加者同士の親睦を深め合いました。