プレスリリース

中部・関西ブロック「中小労組代表者会議」を開催(2021年7月3日)

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中部・関西ブロック「中小労組代表者会議」を開催(2021年7月3日)

7/3(土)、奈良県文化会館において、中部・関西ブロック中小代表者会議が対面とWebの併用にて開催され、会場参加者12名(事務局含む)、Web参加者14名が出席しました(14単組)。

開催にあたり、伊藤会長より「本部代表挨拶」、および春闘の総括の説明がありました。その中で、日本は過去3回の敗戦(戦争の敗戦、バブル崩壊、コロナ禍での対応)を経験し、コロナ禍の対応では縦割りの弊害、根拠なき楽観論、始めたらやめられない組織体制等が原因であるとの説明がありました。コロナ禍の状況については、ワクチン接種による一定の安心感はあるが、国による休業補償は必要であると説明がありました。

春闘については、直近のデータを基に説明があり、今春闘の結果を検証して次につなげること、次の対応を検討することが重要であるとの話がありました。ッセンシャルワーカーである食品業界は、賃金や労働条件が他業種と比較して低位にあることや、テレワークがなかなかできない業界であることも課題であるとの話がありました。春闘は納得するまで交渉することが重要であり、早期の妥結が良いのではない。先ずは賃金実態の把握や定昇制度の確立が重要であることを再認識しました。

その後、武下組織・中小局長より「組織拡大に向けて」の講義があり、①組織拡大を取り巻く情勢、②無期転換、パート、有期、再雇用等の組織化の必要性(社会的背景、組織的背景、法律的背景)③フード連合の取り組みの説明を受け、組織拡大の重要性やそれに向けての課題、組合加入促進に向けての取り組み内容を共有しました。

その後、出席単組代表者による今春闘の取り組み内容や本部への要望、ワクチン接種への対応等についての報告、渡部労働局員より報告のあった春闘の最終結果を出席者全員で共有しました。その中で、親会社と子会社の春闘は切り離して考えるべきことであること、子会社が親会社の結果を上回ってはいけないことは無いことを再認識しました。また、出席単組の取り組みが雑誌で紹介されたことを報告し、フード連合として励みになるとの話がありました。本部への要望については、定年延長に力添えを頂きたいとあり、定年延長の必要性やそれに至る背景を基に、会社と引き続き協議するよう伝え、今後も情報共有していくことを確認しました。ワクチン接種については、接種後の対応や接種の有無で組合員に不利益なことが無いよう、組合として対応することが重要であることを確認しました。

最後に、目崎中部・関西ブロック局長よる完食川柳やオレンジ年金の申し込みの依頼がありました。

コロナにより先行きが分からない状況ですが、自組織内で抱えている悩みや課題は放置せず、フード連合の本部やブロックに相談し課題解決に向けて連携を行い、顔と力と心を合わせて、各種取り組みを進めていくことを確認し合いました。

 

□今後の主な活動予定

・・7月26日(月)~27日(火) 中部・関西ブロック 地区協代表者会議(富山)