プレスリリース

フード連合 食の安全・安心セミナー ~安全・安心が私たちの誇り~を開催(2021年6月7日)

プレスリリース
フード連合 食の安全・安心セミナー ~安全・安心が私たちの誇り~を開催(2021年6月7日)

6月7日(月)、17単組33名(事務局含む)参加のもと「食の安全・安心セミナー」をWeb開催しました。

農林水産省 消費・安全局 食品安全政策課 漆山哲生課長補佐の講演


フード連合は、「食の安全・安心」への取り組み強化と運動を浸透させるために、毎年6~7月を「食の安全・安心 強化月間」と位置付け、意識啓発や職場点検活動等に取り組んでいます。このセミナーは、強化月間における取り組み項目の1つとして、開催しました。
冒頭、佐藤宏哉事務局長による主催者代表挨拶の後、農林水産省 消費・安全局 食品安全政策課 漆山哲生課長補佐より「食品の安全性の向上に向けた取組について」と題する講演を頂きました。
講演を通じて、「食品安全と健康リスク」「食品安全行政の基礎」「食品の安全性向上」等について理解を深めることができました。また、食品中のアクリルアミドに関する事例紹介では、野菜等を加熱する際の当該物質の発生量の違いから、「焼き過ぎない/揚げ過ぎない」といったような、日々の食生活の改善における注意点についても説明頂きました。

不二家労働組合 江森章人中央執行委員長の事例紹介

その後、不二家労働組合 江森章人中央執行委員長より「不二家問題に関する労使の対応」と題して過去の経験を踏まえた単組の活動事例をご紹介頂きました。
事例紹介では、「不二家問題の概要」「食の安全・安心に関する労組独自の取り組み」についてご説明いただきました。事例紹介からは、「問題を風化させてはならない、もう二度と起こしてはならない」という強い思いを感じ取ることができました。また、食の安全・安心の確保に向けて、現場のチェック機能を果たすことの大切さについて再確認することもできました。
その後、参加者が6つのグループに分かれてディスカッションを行いました。そこでは、自労組(職場)における「食の安全・安心」に向けた取り組み事例の共有や、各労組が抱える「食の安全・安心」確保に向けた課題について等、幅広く情報交換が行われ、参加者間での交流にも繋がる機会となりました。
参加者からは、講演に対して、「『食の安全・安心』について具体的なイメージを持つことができた。」「『安全』=『安心』ではなく、生産するメーカーの日々の姿勢による信頼が重要であると再認識した。」といった声がありました、
また、事例紹介に対して、「事件を風化させないために、組織の垣根を越えて、情報共有できる機会は今後も継続してほしい。」「現場の危機意識の徹底と経営のチェック機能という労働組合の存在意義について再認識できた。」といった声がありました、
フード連合では、引き続き、「食の安全・安心 強化月間」を通じて、消費者に安心して食べられる食品を届け、常に信頼し続けられる食品産業へ繋げていくための企画を検討してまいります。
                                                                                                             以 上