業種別部会だよ!全員集合!

【水産冷食部会】東京電力柏崎刈羽原子力発電所訪問

業種別部会だよ!全員集合!
【水産冷食部会】東京電力柏崎刈羽原子力発電所訪問

2025年9月20日、東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市・刈羽村)へ施設訪問を行い意見交換を実施しました。
今回の訪問は2023年にALPS処理水の海洋放出が決まった際に私たち水産冷食業界における影響について東京電力労組と意見交換を実施し、中央給電指令所の訪問や近況報告含めた交流を継続しているなかで実現しました。
施設見学では現在再稼働へ取り組んでいる6号機の原子力発電所建物内に入室しました。実際の区域の規模や原子力発電所の施設の大きさはもちろんですが、特に東京電力社が実施している安全面やセキュリティに関しての取組を体感しました。柏崎刈羽原子力発電所では発電所の再稼働に向けて多くの安全に関する取組を実施しており、東日本大震災時に福島第一原子力発電所で起きてしまった事故を二度と起こさないように安全面に向けた取組を常にアップデートし実施していました。
そして、その内容を会社と労働組合が協力して新潟全土を中心に、時には1軒1軒の家庭を訪問し住民の理解を進めていることを知りました。非常に地道で想像を絶するほど大変な活動ではありますが、労使で一つの方向を向き、共に取り組む強い使命を感じました。

 

<フード連合の仲間へひとこと>
今回の訪問特に東京電力社が実施している安全に向けた活動については「想定を超えることを想定して」考えた取組みを日々実施するという考えは大変印象に残りました。例えば自然災害が起こった際に想定する最大限のリスクについて対策を講じたうえで、「さらに何か起こるかもしれないことを想定して」より高いレベルでの安全対策を実施していました。我々食品産業が考える食の安全・安心への取組にも通じるものがあり、非常に勉強になりました。
また、労働組合として会社の行う活動について労働者の立場から意見を伝え、労使で一つの方向を向き、共に取り組んでいく大切さを学ぶ機会となりました。電力など国のインフラを支える産業には政策や政治に対する取組みは非常に重要であり、東京電力労組の取組は我々が進めていく産業政策の実現に関しても学ぶことが多く、労働組合としての活動の重要さを感じました。
この機会をきっかけに水産冷食部会としてもより一層政策に関しての取組を考えていきたいと思います。一緒にフード連合が目指していく政策実現へ取り組んでいきましょう!

 

<参加単組名>
ニチレイ労働組合、マルハニチロユニオン、ニッスイアドベンチャークラブ、極洋労働組合、宝幸ユニオン、ホウスイ労働組合、フード連合より13名。