第3回 慌ただしく「どちらも」はじまる

第3回 慌ただしく「どちらも」はじまる

あらためまして、本年もどうぞよろしくお願いします。

2026年を迎え、新年交歓会(旗開き)を皮切りに、各種委員会や、部会・地区協関連の会議体などの機会も含め、精力的に取り組みを進めてきました。

300組合、12万人にとって、労働運動・組合活動はもちろん、プライベート含めて、充実した2026年となることを願っておりますし、フード連合としても、皆さんと一緒に力を尽くしてまいります。

高市総理の通常国会を断ち切る形での解散宣言によって、突如として号砲が鳴らされた第51回衆議院議員総選挙が、1月27日に公示となり、全国各地で選挙戦がスタートしました。私たちは、政治に無関心でいられても無関係ではいられません。私たちの目指す、働くことを軸とした安心社会の実現のためにも、一人ひとりの投票行動の積み重ねも通じて、着実に前進していこうではありませんか。2月8日の投開票日に向けて、ともに頑張りましょう!

さて、選挙の陰に隠れることなく、高い存在感を示し続けているのが2026春闘であります。物価を上回る賃金上昇の定着に向け、生活者の観点からも、産別間・規模間格差の是正の観点からも、力強い労使・労労の取り組みが求められています。

1月26日にフード連合の中央委員会が開催され、闊達な論議のもと「ベア13,000円程度、総額18,000円以上」をはじめとする、フード連合の2026春闘方針が決定されました。「誰も取り残されない2026春闘へ」をテーマに、あらゆる距離や垣根を超えた団結や連帯のもと、3月18日の回答指定日まで走り切りましょう!そして、回答指定日以降に本格化する中小労組の労使の営みにも繋げていきましょう!

なお、私自身、この一週間は、産別の代表者として、春闘にも関わる大きなイベント(★1,2)に参画してまいりました。新たな知識を得られたことは勿論、関係各所へ発信し続ける重要性を肌で感じられたことも大きかったです。引き続き、一つひとつの機会を大切に、食品関連産業の明るい未来づくりに向けて、訴えかけてまいります。

★1:「日本生産性本部 2026春闘セミナー」(1/23)

産別の代表者がパネリストとして参加し、各産別の春闘方針(案含む)について説明を行うとともに、ファシリテーターから産別固有の課題等について質疑応答が加えられます。昨年までは、5つの産別(UAゼンセン、自動車総連、電機連合、JAM、基幹労連)による実施を恒例としてきたとのことでしたが、世の中の関心の高さや受講者のニーズを受けて、今年は「情報労連、JEC連合、生保労連、フード連合」の4産別も加わることになりました。私からは、産別間や規模間の格差是正に向けた実績や課題感に加え、それを実現し得る中小労組支援策等について説明を行い、質疑応答もなされました。

★2:「経団連との労使トップ会談」(1/27) ※写真参照

日本経団連の筒井会長を筆頭とする経営者側のトップメンバーと膝を付き合わせる形で、労働者側の代表者の一人として出席してまいりました。春闘関連をはじめ、労使関係や組織化、ジェンダー平等や生産性向上など、多岐に渡る分野において積極的な意見交換がなされました。

私からは、加盟組合の8割を中小労組が占める産別の代表者として、企業規模間の格差是正に向けて、価格転嫁も含めた適正取引の必要性を訴えてまいりました。加盟組合の皆さんにご協力いただいた取引慣行アンケートの調査結果には、価格転嫁推進の難しさや労務提供の緒課題など、現場レベルでの声が多分に含まれており、問題の根深さを伝えることができたのではないかと考えています。職場が期待する、実効力のある課題解決に向けて、歩みを進めたいと思います。

最後になりますが、冬の寒さも本格化する2月に入ります。健康第一で、業務にも組合活動にも、力を尽くしてまいりましょう!

 以上