初任給
初任給
2025春季生活闘争は、大手・主要組合は交渉を終え、これから中小組合の交渉が本格化します。
賃上げの流れを、世の中全体に波及していくためにも、私たちの闘いはまだまだ続きます。
さて、最近、初任給の大幅な引き上げが話題となっています。労働力不足で、優秀な人材確保のため、大手企業では大卒30万円、中には40万円といったところも出てきています。
就職氷河期世代の方にとっては、なんと羨ましい話と思うのではないでしょうか?
ところで、皆さんは、初任給を何に使ったか覚えていますか?
調査によって順位の違いはありますが、最近の初任給の主な使い道は、
「貯金」、「親へのプレゼント(食事)」、「生活費」、「趣味」、「仕事で使うもの(スーツ等)」等です。
因みに、私の初任給の使い道は、あまり覚えていませんが、親へのプレゼントではないのは確かです。入寮したので生活関連のモノを買ったのだと思います。又、入用が多く「貯金」する余裕などありませんでした。
そんな時、同じ職場の先輩(労働組合役員)から、「まずは、財形貯蓄をしろ」とアドバイスというよりも半ば強制的に勧められました。
「お金はあれば使ってしまう。財形貯蓄は、給料天引きなので、知らず知らずに貯まる。騙されたと思って1,000円から始めなさい」と、わざわざ申込み用紙を持ってきてくれました。
あれから約40年経って、騙されたつもりが、実は騙されていませんでした。
新入社員の皆さん、まずは、少額でよいので財形貯蓄を始めてください。
そして、財形貯蓄するなら、はたらく仲間がお互いを助け合うために資金を出し合ってつくった福祉金融機関「ろうきん」をお勧めします。
フード連合 会長 伊藤敏行