好きこそ物の上手なれ

好きこそ物の上手なれ

スポーツニュースを観ていると、今や、世界最高峰の舞台でプレーする、メジャーリーグの大谷翔平選手やバスケットの八村塁選手、そしてバレーボールの石川祐希選手などの日本人選手の活躍が連日報道されています

昔は、日本人選手は、技術も身体能力も劣っていると言われ、現在のようにあらゆるスポーツで、世界で活躍する日本人選手の姿はとても想像できませんでした。

 今から40年前、ある15歳の少年がブラジルに単身で渡り、サッカーの神様ペレが在籍していた名門「サントスFC」とプロ契約した選手がいました。

ご存じ、キングKAZUこと「三浦知良」です。三浦選手は、ブラジルの最高峰のリーグで活躍後、Jリーグで、又、日本代表として活躍し、まさに、誰もが知る日本サッカー界のスーパースターです。

 そのスーパースターが、今年、ポルトガルの2部リーグのチームに移籍しました。プロサッカー選手として、これまでプレーしてきた国は、今回のポルトガルで6ヶ国目だそうです。

そして、先日、公式戦に途中出場しました。なんと56歳のデビューです。

このニュースは、様々な方面から賞賛の声があり、私も含め、特に、中高年にとっては、とても勇気を与えていただきました。

 地位も名誉も得たスーパースターが、未だ、現役としてプレーし続けるモチベーションはどのように生まれるのか?

 かつて、テレビのインタービューで、三浦選手は、「今でも(50歳になっても)サッカーが上手くなりたいと思っている。又、そのように思えるのはやはりサッカーが好きだから」と言っていました。

 「好きこそ物の上手なれ」とてもシンプルでわかりやすく、しかも、どんなことにおいても大切なことだと改めて思いました。

フード連合 会長 伊藤敏行