その立場になって

その立場になって

 「親になって親の苦労が分かった」「労働組合役員になって気付いた」というように、その立場になって分かったこと、気づいたことはたくさんあるはずです。

 さて、政治の世界で、三バンいうことを聞いたことがあると思います。三バンとは、地盤(組織)、看板(知名度)、鞄(資金)です。

 特に、親など代々議員のいわゆる世襲議員は、この三バンがあるため選挙に有利と言われてます。

 政治の世界で挑戦したいという志ある者が、三バンがないと議員になれない、それ以前に、立候補することも困難では、健全な政治とは言えません。

 国会議員は、法律をつくるのが仕事です。その法律が、例えば特定団体の要望のみに反映していては偏った政策になってしまいます

 それぞれの団体ごとに課題があり、個人においても、女性、お年寄り、子育て世代、若者などそれぞれの立場によって要望はあるはずです。

 様々な立場の課題・要望を、国民にかわって国会審議する議員を、国民が投票によって選ぶのです。

 私たち労働組合は、来る第26回参議院議員選挙では、「働くことを軸とした安心社会」の実現ために、働く者・生活者の立場のわかる候補予定者を支援していきます。

 皆さんのご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

                                     フード連合 会長 伊藤敏行